※ロチェスターエレクトロニクス社のPR記事
1970年代に好まれた半導体について振り返り、1970年代を代表する半導体とそのレガシーをご紹介する
「半導体を通して歴史を紐解く」シリーズの第4弾。
今回は「オペアンプLM108」についてご紹介します。
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アナログ半導体の進化を象徴するLM108の歴史
ロチェスターエレクトロニクス社が誇る1970年代の半導体シリーズ、
今回は「モノリシック・オペアンプ LM108」です。
メモリやプロセッサの進化がよく話題になりますが、アナログ半導体も技術の向上と設計技術の進歩により、歴史的に大きな進化を遂げました。
LM108もその進化を遂げた、アナログ半導体の1つです。
このシリーズは、1960年代後半から1970年代初頭にかけて、フェアチャイルド社、そしてナショナル・セミコンダクターズ社のボウ・ウィドラー氏によって開発されたのが始まりです。
広範な用途と高性能を実現したLM108
リニア・モノリシック・オペアンプLM108は、従来のFETアンプに比べて性能が大幅に向上し、電源電圧の許容範囲を広くなっています。
これらのアンプは、安定化されていない電源を使用するのに十分な電源除去機能を備えていました。
また、複数のアナログ部品を1つのシリコンに集積しています。
低ノイズ、低消費電力、広い温度範囲(-55℃~+125℃)でのドリフト低減を実現し、当時のすべての市場セグメントで広く採用されました。
現在でも、軍事・航空宇宙の顧客とともに、輸送やエネルギー制御のネットワークで使用されています。
LM108オペアンプのパッケージサポートと再生産
ロチェスターエレクトロニクス社は、LM108オペアンプの製造を認定され、気密封止メタルキャン、CDIP、SOIC、CERPAKを含むすべてのオリジナルパッケージのサポートを継続します。
また、ロチェスターエレクトロニクス社では、オリジナル半導体メーカーにて製造を中止した製品の再生産を行えることをご存じでしょうか?
オリジナル半導体メーカーより認定された製造メーカーとして、20,000種類以上の製品の再生産実績があります。
ダイ換算で120憶個以上のウェハ在庫を持っており、70,000種類以上の製品を再生産する能力を持っています。
シリーズ第4弾をお楽しみいただけたでしょうか?
ぜひ今後ともよろしくお願いします。
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