Core Contents

IoT向け最新無線「Wi-SUN Enhanced HAN」の評価キット「BP35Cx-J11-T01」

BP35C1-J11-T01andBP35C2-J11-T01

BP35C1-J11-T01/BP35C2-J11-T01の購入はこちらから

< 要旨 >

ローム株式会社(ROHM社)は、IoTやスマートメーターを始めとするスマートコミュニティ構築に最適な国際無線通信規格「Wi-SUN Enhanced HAN」(ワイサンエンハンスドハン)対応評価キットとして、
アンテナ・コネクタ搭載モジュール「BP35C1-J11-T01」、USBドングル「BP35C2-J11-T01」のインターネット販売を開始しました。

Wi-SUN Enhanced HANは、スマートメーターで構築される無線ネットワークなどで、2,400万台以上出荷される国際無線通信規格「Wi-SUN」の家庭環境向け最新規格として、
通信距離を拡張するリレー通信機能や省電力動作を促すスリープ通信機能を備えており、広範囲を低消費電力でカバーできることから、採用が進んでいます。

「BP35C1-J11-T01」は、ロームのWi-SUN Enhanced HAN対応無線通信モジュール「BP35C0-J11」*1を基板上に実装し、アンテナとボードtoボードコネクタを搭載した評価用モジュールです。

アンテナ設計や基板へのモジュール実装が不要なため、スマートメーター情報を活用する新しいサービスや、家電、センサなどの各種機器を想定した評価に最適です。

また、「BP35C2-J11-T01」は、USBドングルとして、市販のゲートウェイなどに後付けできるため、簡単にWi-SUN Enhanced HANのネットワークを簡単に構築することが可能です。

今回の評価キットは3月に発売した「Wi-SUN Enhanced HAN」(ワイサンエンハンスドハン)対応無線通信モジュール「BP35C0-J11」が好評で同モジュールを簡単に評価したいという要望に応えて開発が進められていました。

機器がWi-SUN Enhanced HAN規格の中できちんと稼働するか、どの程度の機能が確保できるかなどを簡単に評価できます。

本評価キットを使用するために必要なスタートガイドなど各種ドキュメントはロームの公式Webサイトからダウンロードすることができます。

< 背景 >

近年、スマートメーターを中心に構築されるネットワークなど幅広いIoT分野において、屋内外で通信でき、低消費電力で通信距離に優れる国際無線通信規格Wi-SUNの採用が進んでいます。

ローム社は、通信事業者や電力事業者含む約200社からなるWi-SUN Allianceに参画、グループ会社ラピスセミコンダクタ製の無線通信LSIを搭載したWi-SUNモジュールを業界に先駆け量産し、CTBU(規格テストの基準器)にも採用されるなど、ロームグループ全体でWi-SUN製品の開発を行っています。

前述の通り、今年3月に発売した、ロームのWi-SUN Enhanced HAN対応無線通信モジュール「BP35C0-J11」が好評で、簡単に評価したいという要望に応え、今回評価キットの販売を開始しました。

Wi-SUN Enhanced HANが構築するネットワーク

国際無線通信規格「Wi-SUN」「Wi-SUN Enhanced HAN」とは

Wi-SUNは、特定小電力無線やSub-GHz(サブギガヘルツ)といわれる無線周波数帯を使用した無線通信規格で、日本では920MHz帯を使用します。

無線LAN(Wi-Fi)と比較して低消費電力で通信距離が長いという利点から、スマートメーターや交通インフラなどのスマートコミュニティの他、医療や工場、農業など幅広い分野への展開が期待されています。

その中で、Wi-SUN Enhanced HANは、最新のHAN(Home Area Network)向け無線通信規格として、新たにリレー通信機能とスリープ通信機能を採用しています。

リレー通信機能は、従来Wi-SUN規格における1対多(ゲートウェイ・エンドデバイス)のスター型接続ではなく、1対多対多(ゲートウェイ・中継機・エンドデバイス)のツリー型接続が可能。
端末同士で中継機の役割を担えるようになるため、通信距離が離れていてもより安定したネットワークを構築できます。

また、スリープ通信機能は、省電力動作を意識した双方向通信方式を実現できるため、ユーザーは電池駆動に最適な通信を行うことができます。

ROHMの無線通信規格のデータレートと通信距離の関係と従来のWi-SUN-HANとEnhand-HANの採用アプリケーション比較

評価キットのインターネット販売情報

ROHMの評価ボードBP359C +BP35A7AとBP35C1-J11-T01の接続イメージ
ローム製評価ボードBP359C +BP35A7AとBP35C1-J11-T01の接続イメージ
品番 評価キット概要
BP35C1-J11-T01 「BP35C0-J11」を搭載したアンテナ・コネクタ搭載モジュール(量産中のBP35A1と同形状)
BP35C2-J11-T01 「BP35C0-J11」を搭載したUSBドングル

BP35C1-J11-T01/BP35C2-J11-T01の購入はこちらから

ロームのWi-SUN Enhanced HAN対応評価キット情報一覧

アンテナ・コネクタ搭載モジュールUSBドングル
品番BP35C1-J11-T01BP35C2-J11-T01
評価方法・ボードtoボードコネクタを使用して基板に接続
・別売りのローム製評価ボード「BP359C + BP35A7A」を使用して機器に接続
・USB端子を使用して機器に接続
特長・アンテナを搭載
・ボードtoボードコネクタを搭載
・920Hz帯無線通信機能
・無線送信電力調整済み
・日本の電波法認証取得済み
・アンテナを内蔵
・920Hz帯無線通信機能
・無線送信電力調整済み
・日本の電波法認証取得済み
サイズ22.0 x 33.5 x 3.9 mm21.4 x 49.7 x 8.5 mm
ブロック図
アンテナコネクタ搭載モジュールのBP35C1-J11-T01ブロック図
USBドングルのBP35C1-J11-T01ブロック図

公開サポート情報

ローム社の公式Webサイト上にて、「BP35C1-J11-T01」「BP35C2-J11-T01」を使用してWi-SUN Enhanced HAN環境を構築するために必要な下記データを公開しています。

  • ハードウェア仕様書
  • コマンドリファレンスマニュアル
  • スタートガイド
  • ファームウェア
  • サンプルプログラム

詳細についてはこちら

用語説明

*1)Wi-SUN Enhanced HAN対応無線通信モジュール「BP35C0-J11」

BP35C0-J11は、業界トップクラスの受信感度を持つ無線通信機能とマイコン、大容量メモリを内蔵した、アンテナ外付けの面実装モジュールです。

Wi-SUN Enhanced HANで新たに追加された、通信距離を拡張するリレー通信機能や、電池駆動機器でも双方向通信を可能にするスリープ通信機能をサポートしています。
広範囲をカバーしつつ、低消費電力動作も実現できるため、様々な用途に広がるIoTシステムの構築に最適です。

また、ローム独自の機能として「FOTA(Firmware update Over The Air)」を搭載しており、遠隔からのファームウェア更新が可能です。

規格のマイナーアップデートや万が一機能修正が必要になった場合でも、機器の回収や交換作業が発生しないため、低コスト、短期間でファームウェアを更新することができます。