磁気センサとは磁気の状態を検知して電気信号に変えるものです。
磁気センサには色々なものがありますが、代表的なものにホールセンサとMRセンサがあります。
文字通り、ホール効果を使ったものがホールセンサ、磁気抵抗(MR)効果を使ったものがMRセンサです。
ホール効果とはホール素子に磁界がかかるとホール電圧が発生することで、磁気抵抗効果とはMR素子に磁界がかかると素子の電気抵抗が変化することを言います。
アルプスアルパイン社の磁気センサはMRセンサです。
ホールセンサとMRセンサの違い
ホールセンサは垂直磁場の強さを検知するのに対し、MRセンサは水平磁場の角度を検知しています。
したがってMRセンサの方が検知範囲が広い場合が一般的で、レイアウト誤差も吸収できます。
また、出力値も当社のMRセンサはホールセンサの10倍以上であるためS/N比が優れています。
アルプスアルパインの磁気スイッチの構造
上記MRセンサの特性を活かして、磁石と組み合わせたスイッチが磁気スイッチです。
アルプスアルパインの磁気スイッチの特長
上記検知範囲やS/N比以外にもアルプスアルパインの磁気スイッチはホールセンサと比べて、感度バラツキも小さく、温度変化に対しても安定しています。
アルプスアルパインの磁気スイッチのバラエティ
アルプスアルパインの磁気スイッチには、実装方法(サイズ)、駆動電圧や出力の種類によって各種バラエティを持っています。
製品番号 | 外観 | サイズ | 駆動電圧 | 動作磁界 | 出力 | |
HGDESM021A | 1.1×0.9×0.55 | Typ. 1.8V (1.6 min. to 3.6V max.) |
Hon.(+) Typ. 2mT (1.3 to 2.7mT) |
Hoff.(+) Typ. 1.2mT (0.5 to 1.9mT) |
単極1出力 | |
HGDEPM021A | 双極1出力 | |||||
HGDEDM021A | 双極2出力 | |||||
HGDEST021B | 2.9×2.8×1.1 | 単極1出力 | ||||
HGDEPT021B | 双極1出力 | |||||
HGDFST021B | Typ. 5V (4.5 min. to 5.5V max.) |
単極1出力 | ||||
HGDFPT021B | 双極1出力 | |||||
HGDVST021A | 3 to 30V | Hon.(+) Typ. 2mT |
Hoff.(+) Typ. 1.4mT |
単極1出力 |
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